食物栄養学部
NUTRITION
食を通した地域の課題解決や
多彩な社会連携で
社会に必要とされる、
実践力のある管理栄養士に!
高い専門性はもちろん、「実践力」を身につけることができるのが、九州栄養福祉大学 食物栄養学科の特長。
他学に先駆けて、社会で役立つ実践的な授業や活動を豊富に行っています。
これからの時代、資格を取るのは当たり前。
希望の就職をかなえるために、企業に必要とされる課題解決能力を備えた管理栄養士へと育てます。
社会貢献につながる多彩な活動と、教員の徹底したサポートで、卒業後は食の専門家として活躍できる人材に成長できます!
卒業生は本学で身につけた専門性や資格を活かし、病院、保健所、小中学校など様々な職場で活躍しています。忙しい日々の中でもっとも有効な就職活動ができるように、本学は万全のバックアップを行っています。年3回の就職セミナーや、3年次の公務員講座も開催。学生一人ひとりが希望通りの就職を実現できるよう、全力でサポートします!
本学の国家試験合格率は、2015年度まで12年連続で福岡県下トップ!(2004~2015年度)。過去10年以上にわたって、合格率95%以上を誇り、過去10年間、毎年100名以上の合格者を輩出してきました。
1年次から国家試験を見据えた授業が組み込まれており、早い段階から基礎をしっかりと築ける環境が整っています。さらに、4年生になると、ゼミごとに個別の指導が行われるなど学生一人ひとりに寄り添ったサポートをおこないます。教育カリキュラムの工夫と学生への丁寧なサポート体制によって、合格に向けた自信と実力をしっかりと身に付けることができます。
教員には、管理栄養士として30年以上働いた験をもつ者も多く、現場で必要となる知識・技術を徹底的に修得させています。教科書に載っている内容にとどまらず、現場での経験談を多く聞くことができるのも本学の特徴。3年生で初めて現場に出る臨地実習でも、現場を熟知している教員が親身に相談にのってくれるので、安心して挑めます。4年生の就職活動の際も、かつて採用側であった教員が的確なアドバイスを行っています。
小倉南区キャンパスには、足立山の自然と調和した実習農園があります。学生たちが、外に出て四季折々の自然に直接触れたり、自分で植物を植えて、育てて、収穫し、調理につなげるといった生きた食育体験ができます!実際に農作物の種まきから収穫、そして調理までを自分たちで体験する「生きた食農体験」が体験できます。夏野菜と冬野菜の2つの季節にわたって作物を育てる機会があり、それぞれの季節ごとの特性や農作業の違いを学べます。
本学科では、自ら調理できる管理栄養士を養成するため、豊富な調理実習関連科目(10科目)を開講しています。管理栄養士の実務経験豊富な教員に学ぶ!必修科目として7科目の調理実習を開講。基礎技術修得のための調理実習から、新生児・高齢者の嚥下食、病気の方の食事、給食を想定した大量調理までを行います。料理のプロに学ぶ!4年生では、ホテルのシェフなどのプロが教える調理実習科目を選択必修として、3科目開講しています。
本学には文系出身の学生も多数在籍しています。高校の時に化学や数学の勉強が十分にできなかったという学生や、「大学の授業についていけるかな…」と不安を抱えている学生に対し、「リメディアル教育」を実践しています。一人ひとりに応じた勉強の仕方、進め方を教員が直接フォローアップ。これにより、学生全員が管理栄養士を目指せる環境が整っています。
本学科では「クラス担任制」を導入しており、大学では珍しい、学生と教員の距離の近さも特長です。日々の学習や学生生活の悩みも、信頼関係のある担任教員に気軽に相談できます。また、クラス制ならではの団結力と連帯感により、同じ目標を持つ多くの友人と出会えることも、学びのモチベーションになります。
一人ひとりの個性や資質、将来の希望を理解した教員と、就職指導課が一体となって行う就職支援は、本学ならではの強みです。4年生からはクラス単位よりもさらに少人数制のゼミで、専門的な学びを深め、教員とのコミュニケーションもより深くなります。また、同じ環境で学び、社会で活躍している卒業生による講演も多数。多くの仲間と教員、そして卒業生との出会いは、卒業生も続く一生の財産です。
食品ロス問題をはじめとしたSDGsに実践的に取り組む地域や企業と連携して、様々な取り組みを実施しています。
規格外トマトを使用したトマトのおんがえしカレーの商品化、第2弾はおんがえしサブレ。そして第3弾に取組中。
食品ロス等、社会問題を解決する実践的活動・経験が、将来の大きな武器にもなるはずです。
北九州の響灘菜園では、毎年100トンのトマトが販売できず廃棄されていました。そのトマトを北九州市の大学・企業と連携し、「トマトのおんがえしカレー」として、本学学生がレシピ化し、販売しました。
響灘菜園の規格外トマトを使用した、トマトサブレを、北九州市立高校、GRAN DA ZURとさんと一緒に開発しました。1箱にトマト1.5個分入っており、栄養価の高いサブレに仕上げました。ファディさんGRAN DA ZURさんで販売中です。
売上金の一部が子ども食堂に寄付され、活動資金として役立てられます。
北九州の子ども食堂では、本学子ども食堂サークルの学生も、ボランティアスタッフとして活動しております。
3年生で開講しているスポーツ栄養学は、公認スポーツ栄養士の有資格者の講義を受けることができます。2019年には、この講義の履修者が、パラリンピックのラグビーに参加する外国人選手の食事サポートをさせていただく機会をいただきました。
スポーツ栄養学を学んでいる学生と、北九州市の弁当屋の丸ふじがコラボして、メニュー開発を行いました。日本の郷土料理を取り入れ、栄養面やいろどりにも工夫をこらし、海外の方も多くこられるため、動物性食品を使用しないベジタリアンに対応した弁当を作りました。
北九州市と合同で、『減塩ガイドブック』の作成に取り組みました。減塩のヒント、レシピなどが掲載されたガイドブックで、本校の生徒が考案した「減塩食品を使ったレシピ」が掲載されています。さらにこのガイドブックを活用して市民のみなさんへ啓発活動も行いました。
食物栄養学科 学科長 教授
安倍 ちか
管理栄養士は、個々の健康ニーズに応じて栄養管理や指導を行い、健康な生活をサポートする専門職です。高齢化社会や生活習慣病の予防が重視される中、その重要性は増しています。本学では、1・2年次で基礎的な知識・技術を習得し、実験・実習を通じて科学的理解を深めます。3年次には専門分野の学びと学外実習で実践力を養い、4年次では国家資格取得を目指して学びを統合します。高い志と使命感を持ち、信頼される管理栄養士を目指していただきたいと願っています。
管理栄養士は一人ひとりの食生活・食習慣に目を向け、食を通じて健康を回復・保持する役割を担っています。
栄養食事療法による
臨床栄養管理
医師の指導のもと、患者さまの臨床検査データに基づく身体状況や病態の把握・栄養状態の評価を行い、栄養食事療法を決定します。
病院給食の経営管理
(食事提供に関わる業務)
病院における献立の作成や食材料の発注、厨房管理など、患者さまが食事を楽しめるためのフードマネジメントを行います。
患者さまとの食を通した
コミュニケーション
患者さまとコミュニケーションを図り、食事摂取が困難な患者さまが食事を楽しめる方法や、治療食を医師と連携して考案します。
NSTの一員として
疾患治療の適切な実施
医師やコメディカルスタッフとともに、NST(栄養サポートチーム)の一員として疾患治療の一端を担い、時に主導します。
患者さまの集団及び
個人への栄養指導
生活習慣病の予防を含めて、退院後の在宅での患者さまの健康を保つために、きめ細かい栄養食事指導を行います。