ブックリレー「私の一冊」 Book relay
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- 2020.09.10
- “正解”ではなく“納得解”を導き出せるように たった一度の人生を変える勉強をしよう
代わりに存在するのは、自分をはじめ大勢が納得できる「納得解」である。諸君らの
多くにとって「最後の学校」となる大学で、正解を導き出す過程や論理を学ぶとともに、
納得解を導き出す訓練をしてほしい。そのための第一歩として本書を強く勧めたい。
本書の一節を紹介しよう。
『じつはこれ、とても大切な話なんだけど、授業というのは「かけ算」で
できているんだ。
どんなかけ算かというと、「先生たちの努力×きみ自身の努力」。
たとえ先生が1000円分の授業を提供していても、きみのやる気がゼロだったら、
1000円×0＝0円の価値しか生まない。
授業の価値は、きみの主体性にかかっているんだ。』
本書を皮切りに、「知の宝庫」である大学図書館を主体的に活用し、大勢を
納得させるために必要となる多様な意見、文化、宗教等について理解を深めてほしい。
本の推薦者
図書館長・ 情報管理センター センター長・食物栄養学部 教授 赤松 貴文
あかまつ たかふみ
