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2022.01.11
思わず笑ってしまう覚え違い、あなたはいくつ答えられる? 100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集

タイトル 100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集

  • 著者名
    福井県立図書館
  • 出版年
    2021年
  • 出版社
    講談社
 この本は、掛かりつけの病院で診察待ちをしているときに、受付の職員の方から
「是非、読んでください」と渡された本である。
 本のタイトルを見て「これ絵本でしたよね?」と言ってしまったのだが、
本をめくってすぐ「しまった!やってしまった!」と恥ずかしくなった。
 そう、この本は、県立図書館の利用者の方々が覚え違いしていた本のタイトルを紹介した本なのだ。
どのような覚え違いがあったのか、それに図書館職員の方がどう答えたのかを紹介しよう。

「『ゴリラ爺さん』ありますか?」 → 「『ゴリオ爺さん』でしょうか。」
「『情弱探偵』が読みたいのですが。」 → 「『病弱探偵』ですね。」
「『ひとりになりたい』って本は…」 → 「『ひとりたりない』のことでしょうか。」
「『あだしはあだしでいぐがら』だったかな?」 → 「おらおらでひとりいぐも」ですね。」
「ウサギのできそこないが2匹でてくる絵本なんだけど…」 → 「『ぐりとぐら』のことでしょうか。」

 多種多様な覚え違いに笑ってしまうと同時に、図書館職員の方の回答能力に脱帽である。
 図書館では、このような質問応対サービス(レファレンスサービス)も行っているので、
読みたい本が見つからないときは気軽に質問してみてはいかがだろうか。
 ちなみに、私の覚え違いはこうであった。

「『100万回死んだねこ』貸してください。」 → 「『100万回生きたねこ』ですね。」

本の推薦者

図書館長・ 情報管理センター センター長・食物栄養学部 教授 赤松 貴文 あかまつ たかふみ
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