ブックリレー「私の一冊」
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2020.02.10
東大生京大生に根強く支持される本
思考の整理学
タイトル
思考の整理学
著者名
外山 滋比古
出版年
1986年
出版社
筑摩書房
著者の,外山滋比古氏は,お茶の水女子大学名誉教授で,多くの著名な書籍を世に出されている先生ですが,この「思考の整理学」という本は,その中でもとりわけ,注目されている本です.
外山先生は,この本の中で,「学校はグライダー人間の訓練所である」と記しています.
つまり,学校は,学生が独自で積極的に知識を得るのではなく,先生や教科書に引っ張られて勉強する環境になっており,自力で飛び上がることのできない「グライダー」を作り出し,自分のエネルギーで飛び回る飛行機人間は作らないと指摘しています.
さらに,このようなグライダー人間は,コンピュータ(今日で言えばAI)に取って変えることができるので仕事を奪われる可能性や,自分で物事を考えられないようになることなどのリスクが挙げられています.
そしてその後に,そのグライダー人間にならないための方法が,わかりやすく書かれております.
本学の図書館にも1冊置いているようですので,是非手にとって読んでみてください.
本の推薦者
リハビリテーション学部作業療法学科 助教
松田 晃二郎
まつだ こうじろう
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