卒業生の声

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食物栄養学部 食物栄養学科 卒業生の声

GRADUATES VOICE

多職種と連携しながら「食」を通して健康をサポート

管理栄養士松本 夕佳

医療法人 共和会 介護老人保健施設 伸寿苑
2021年卒業(東筑紫学園高等学校出身・福岡県)

食に関する仕事に就きたいと思い、調理師免許が取得できる高校に進学しましたが、栄養について勉強していくうちに管理栄養士として食を通して誰かの手助けをしたいと思うようになりました。進路を決める際には国家試験合格率の高さと、オープンキャンパスに参加したときに感じたアットホームな雰囲気に惹かれて九州栄養福祉大学を選びました。
現在は介護老人保健施設の管理栄養士として、ご利用者さまの健康を食事の面からサポートしています。食事の様子を見に伺うミールラウンドでは、食べ方や食事量、食形態が合っているかなどを多職種と話し合いながら見直し・検討を行っています。ご利用者さまが今どのような状態で、どのようにアプローチすれば栄養状態を改善できるかを考える上で、在学中に学んだ栄養学が現場で役立っていると感じています。
九州栄養福祉大学はクラス担任制なので先生と生徒との距離が近く、講義で疑問に思ったことや難しかった所は研究室に行き質問をしていました。どの先生もとても優しく、一つ一つ丁寧に教えていただいたことが印象に残っています。困難に直面したときに支えてくださる先生方や先輩方、そして同じ目標を持った仲間たちがいるので、とても心強いです。ぜひ九州栄養福祉大学で充実した大学生活を送ってください。

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国家試験も就職活動も
先生方と仲間たちの支えで乗り越えました

管理栄養士濵﨑 舞

独立行政法人 地域医療機能推進機構 下関医療センター
2021年卒業(山口県立小野田高等学校出身)

「身体の基本は食事から」と思い管理栄養士を目指しました。在学中の病院実習体験で、医療現場での管理栄養士の役目を体感して病院で働きたいと考えるようになりました。現在は栄養管理計画書の作成や喫食調査、献立確認等さまざまな業務に取り組んでいます。また、4月からは他職種と連携するNST(栄養サポートチーム)実習にも参加しており、よりスキルアップした管理栄養士を目指して勉強を続けています。
患者さまに接するときは常に笑顔で、しっかり傾聴することを意識しています。病院では不安なことも多いため、笑顔で接することで少しでも不安を解消できるように努めています。また、一方的に話すのではなく先に患者さまの話を聞くことで、話し方や話す内容が変わってきます。食事摂取量が少なかった患者さまへ喫食調査を行い、「食べられるようになったよ、ありがとう」と感謝の言葉をいただいたときは、この仕事をしていて本当に良かったと思いました。
国家試験の勉強は簡単ではありませんでしたが、友人と協力して勉強することと先生の手厚いご指導で乗り越えることができました。就職活動の際にもしっかり面接練習を行っていただいたので、不安なく試験に臨むことができました。管理栄養士を目指す方はぜひ九州栄養福祉大学で夢を叶えてください。

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栄養は人間にとって、不可欠なもの
時代が変わっても必要とされる職業です。

管理栄養士横尾 麻依子

医療法人 共和会 介護老人保健施設 伸寿苑
2007年卒業(福岡県立八幡南高等学校出身)

在学中、3つの施設へ実習に行き、その中でも医療機関の管理栄養士に興味を持ち、現在の介護老人保健施設に就職しました。勤務先では、利用者の方が健康になれる最良の方法を考えて、食を通したサポート行っています。ADL(日常生活動作)向上と疾病の改善だけではなく、精神的・経済的な問題、家族関係、地域とのつながりなどを含めて、その人が健やかになれるように考えていかなくてはいけません。それには多職種との連携が必要ですので、栄養面のみならず多角的な視点で支援できる管理栄養士でありたいと思っています。九州栄養福祉大学では一般教養や専門知識などさまざまなことを学びましたが、すべて社会人になる上で必要な知識で、現在の仕事にも活かされています。プロの料理人の方から実際に料理を教えていただける調理特別実習はとても楽しくて、今でもとても印象に残っています。現代社会においてAIなどのテクノロジーが発達しており、近い将来、管理栄養士が従来行っていた業務にもテクノロジーが活用されると言われています。しかし、管理栄養士は対人でないとできないことも多い職業です。それは、その人の嗜好や食習慣、季節、地域特性などを取り入れる感性が必要とされるからです。人間は栄養を摂らずには生きていけません。時代が変化したとしても必ず求められる専門職なので、ぜひ夢を持って頑張ってほしいと思います。

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高齢者の方の「食べる喜び」を取り戻す在宅栄養管理指導。
地域支援の輪を自らの手で広げていきたい。

管理栄養士姫野 冴美

株式会社サンキュードラッグ
2015年卒業(福岡県立明善高等学校出身)

私は管理栄養士として、病院から退院して自宅で暮らす高齢者の方々へ向けて、訪問栄養管理指導を行っています。こうした仕事はまだまだマイナーですが、近ごろは薬局やドラッグストアに管理栄養士を配置し、地域の方々の健康をサポートする活動が広がりを見せています。管理栄養士といえば病院で、病気の方に対して食の制限をするイメージが強いですが、私たちが行っているサービスは「食べる楽しみ」を提供し、利用者の方の生活の質をあげることが目的です。たとえば、誤嚥性肺炎で1ヶ月ごとに入退院を繰り返していた方のご家族に、食べ物を飲み込みやすい調理法で在宅指導し、半年以上自宅で元気に過ごしていらっしゃるケースもそのサービスのひとつです。現在、在宅訪問管理栄養士認定や 福岡県糖尿病療養指導士の資格の取得、論文の掲載を目指して、仕事をしながら日々勉強に取り組んでいます。いつか「北九州で在宅訪問管理栄養士といえば、サンキュードラッグの姫野さん」と言ってもらえるように、地域の身近な相談役として、みなさんの健康を支えるお手伝いをしていきたいと思っています。

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私が開発に携わった商品がついにリリース。
お客さまの期待に応えるヒット商品を作りたい。

商品開発職村田 祥子

株式会社ピエトロ
2013年卒業(県立八幡高等学校出身)

私が商品開発の仕事に興味を持ったのは、高校の生物の先生がきっかけでした。前職でチョコレートメーカーの商品開発をしていたという異色の経歴を持っている方で、働いていた当時に開発した商品をくれたことも。大学進学の際は商品開発の仕事をするのに栄養の専門知識が武器になると思い、九州栄養福祉大学を選びました。現在の会社に総合職として入社し、商品開発の部署に異動したのが約3年前。先輩のアシスタントをしながら、お客さまにご自宅で味わって頂ける加工商品の商品開発に携わっています。商品が完成するまでには、商品を製造する部署や販促ツールを作る部署など、実に様々な方が関わっていることに驚きました。今は、ピエトロブランドを背負っているという意識と、お客さまの期待通りの商品を提供しないといけないという責任を感じながら、試行錯誤する毎日。次の秋には、部署異動して初めて私が携わった商品がついにリリースされるので楽しみです。一人前になるまで道は長いですが、日々目の前のことをクリアしながら頑張っていきたいと思っています。