「食」から広がる可能性。
心と体を支える資格

ゼミナール

ピックアップゼミ

「ゼミ」とは、通常の講義とは違い、学生たちが自主的に学習・研究・発表を行う少人数制の授業。
興味のある分野やテーマを自分で選んで参加できる大学ならではの授業です。
有意義な大学生活には欠かせないゼミ!九栄大には、個性豊かな教授のもと、興味深いゼミが満載です。

※下記のゼミは、2018年度のゼミ風景です。

池本ゼミ 食物栄養学科 池本 美智子先生

ゼミテーマ:「高齢者における骨密度と栄養摂取状況、および生活習慣の関連性についての検討」

管理栄養士に求められるスキルを身につけ、
個々人の栄養状態を評価し、具体的にアドバイスする実践力を身につける

当ゼミでは主にシニアの方を対象に、体組成分析機Inbodyや超音波骨密度測定機などを用いて個人の栄養状態等を客観的に評価し、栄養素摂取状況との関連性を調査、研究しています。また、疾病を有する方が自宅で食事療法を行うにあたり、家族とともに無理なく食事管理を行うことが出来るよう、献立展開の研究も行っています。将来、管理栄養士としてどのようなフィールドで活動しようとも、栄養評価や対象者への適切な栄養アドバイス、献立展開が出来る力は必要です。当ゼミではこのような活動を通して実践力を身につけます。

池本ゼミのポイント

管理栄養士に求められるスキルを身につけ、個々人の栄養状態を評価し、具体的にアドバイスする力を身につけることができます。
北九州市との連携事業で行うシニアカレッジでは、身体計測や骨密度測定等を通して、市民の方々とふれあい、参加いただいた地域の皆さんに大変喜んで頂きました。社会貢献活動ができることも当ゼミの自慢です。
ゼミの雰囲気は、アットホームですが、議論する時は非常に熱心で皆真剣です。とても打ち解けた明るい雰囲気の中で、互いを尊重しつつ、切磋琢磨しています。

生徒からのメッセージ

食の面から健康を支える管理栄養士を目指して、日々勉強中!
分野が広く勉強は大変ですが、その分やりがいを感じています。

たくさんの方々の健康を食の面からサポートしていきたいと思い、管理栄養士を目指すようになりました。大学では、栄養学だけでなく、栄養素の代謝について、病態との関わり、給食経営や食品衛生学など、食に関する様々なことを学んでいます。分野が広く勉強は大変ですが、その分やりがいを感じます。

吉田 美樹さん 山口県立
下関南高等学校
出身
2019年3月卒業
池本ゼミを選んだきっかけは?
管理栄養士として、病院で働きたいという思いがあったので、臨床栄養学系の池本ゼミに入りました。
池本ゼミの魅力は?
みんな勉強に対するモチベーションが高いので、どのゼミ活動も一生懸命取り組んでいます。お互いに協調しあうことで、触発され、高め合うことができます。みんな、明るく優しい人たちばかりなので、穏やかな雰囲気です。
池本先生はどんな先生?
明るくて面白い先生です。質問や勉強などについても、ひとつひとつ丁寧に指導してくださいます。
ゼミで印象に残っていることは?
北九州市との連携事業で行った骨密度測定の公開講座です。参加された方のほとんどが、健康に関して意識が高く、また、食に興味を持たれていました。食の面から健康を支える管理栄養士を目指して良かったなと改めて実感しました。

Teacher's Message

受験生の方へ
大学は自分の探究したいことが存分に研究できる場所です。自由な発想で思う存分、意欲的にチャレンジしてください。また、勉学以外にも大学生活でこそ得られる事も多くあります。友人作りや趣味や旅行など、充実した学生生活を送ってください。
教 授 池本 美智子
学 位:学士(家政学)
専門分野:臨床栄養学、応用栄養学

高校時代は陸上競技部のキャプテンをしており、結構“体育会系”です。しかしそのような雰囲気は微塵もなく、誰とでも気さくに話をしています。

柳原ゼミ 食物栄養学科 柳原 延章先生

ゼミテーマ:「フラボノイド食品による自律神経バランスの機能評価」

主な疾病に対する薬物療法について学び、
社会に出てから必要なプレゼンテーション能力を身につける

医療現場での食事栄養の管理や指導をする上で、薬物療法の基本的な理解は重要です。当ゼミにおいて薬の薬理作用や副作用を学び、主な疾病に対する薬物療法について勉強します。また、卒論研究として食品による自律神経バランス機能への影響を研究テーマに選び、学生が自ら立案し、研究計画を立て実験し、データの収集や解析までを行い、社会に出てからの問題対応力を学習します。

柳原ゼミのポイント

毎週月曜日午後1時から、ゼミ生の全員参加による論文紹介などのプレゼンテーション(発表)を行い、それに対する意見をお互い述べて議論します。それにより、社会に出てから自分の意見を大勢の人の前で発表するプレゼンテーション能力やスキルが身に付きます。ゼミの雰囲気は、10名余りの人数でアットホームですが、議論する時は皆さん熱心で真剣です。共通の研究テーマ「自律神経バランス研究」を中心に話は盛り上がり、とても打ち解けた明るい雰囲気となります。

生徒からのメッセージ

自律神経という側面から栄養学を研究!
ディスカッションを行うことで、様々な知識を深めています。

料理をすることが好きで、高校時代は調理師の資格を取得しました。
大学では、より食に関する知識を深めたいと思い、管理栄養士の資格取得を目指し頑張っています。

武井 保乃華さん 東筑紫学園
高等学校(福岡県)
出身
2019年3月卒業
柳原ゼミを選んだきっかけは?
ゼミ紹介の際、柳原先生の研究内容である自律神経について興味を持ち、その分野についてもっと専門的に学びたいと思ったからです。
柳原ゼミの魅力は?
ゼミ活動では論文を読み、ディスカッションを行うことで様々な知識を深め合っています。一方、ゼミ生の誕生日会をするなど楽しむときは楽しんで、メリハリを大切にしているところが魅力です。
柳原先生はどんな先生?
真面目で優しく、どんなことでも気軽に相談できる先生です。ゼミ生一人ひとりをしっかりと受け止め、気にかけてくださいます。
ゼミで印象に残っていることは?
源じいの森で、バーベキューをしたことです。川遊びやスイカ割りなどで盛り上がり、大学生活での楽しい思い出となりました。ゼミ生同士とても仲がよく、一緒に勉強し、お互いを常に高め合っています。ゼミを通して何でも相談できる仲間ができました。

Teacher's Message

受験生の方へ
4年生の大学生活はゼミ活動が中心です。国家試験を控えて国試対策勉強もゼミ室で友達とグループを作って行います。ゼミ生活は、1年間を通してお互いの親睦を深める良い機会ですので、在学中はもちろんのこと、卒業後も何でも話し合える友人関係を育んでください。
教 授 柳原 延章
学 位:医学博士
専門分野:自律神経薬理学

学生時代は、ソフトテニスに熱中しました。現在は、近くの山登りや川魚遊び等、自然とふれあいながら余暇を楽しんでいます。学生の皆さんには、特に「食と健康と薬」に問題意識をもってもらいたいと思いながら教壇に立っています。