大学院

GRADUATE

カリキュラム

教育課程 [健康栄養学専攻]

必修科目

授業科目 1年 2年
前期 後期 前期 後期
健康科学特別講義 2 2    
健康科学研究法特論講義 2      
健康科学研究法特論演習   1    
特別研究 I 2    
特別研究Ⅱ     6

健康栄養学領域 選択科目

授業科目 1年 2年
前期 後期 前期 後期
臨床栄養学特論Ⅰ 2      
臨床栄養学特論Ⅱ     2  
食品学特論Ⅰ 2      
食品学特論Ⅱ   2    
生化学特論Ⅰ 2      
生化学特論Ⅱ   2    
栄養教育特論Ⅰ 2      
栄養教育特論Ⅱ     2  
薬理学特論Ⅰ 2      
薬理学特論Ⅱ   2    
食品加工学特論Ⅰ   2    
食品加工学特論Ⅱ     2  
解剖生理学特論Ⅰ 2      
解剖生理学特論Ⅱ   2    
リハビリテーション学特論Ⅰ 2      
リハビリテーション学特論Ⅱ   1    
健康運動機能特論Ⅰ 2      
健康運動機能特論Ⅱ   1    
自律神経障害支援特論Ⅰ   2    
自律神経障害支援特論Ⅱ     1  
地域活動支援特論Ⅰ   2    
地域活動支援特論Ⅱ     1  
環境健康生活特論Ⅰ 2      
環境健康生活特論Ⅱ   1    

教育研究分野

食品学(杉元康志)
[教育の内容]
「食と健康」が益々クローズアップされており、食品の様々な機能が明らかになっている。一方、食と疾病との関係も重大視されている。食品成分の生体調節機能の探索と利用及び先端バ イオテクノロジー技術を使った食品の加工・開発について教育を行う。
[研究等の内容]
食品タンパク質の構造と機能の解析および鶏卵の機能性ペプチドの疾病予防効果と作用機序の解明
生化学(原 研治)
[教育の内容]
「生体高分子の中で最も多種多様の役割を持っているタンパク質の構造と機能を理解する(特に酵素及び免疫や血液凝固などの生体防御に係わるタンパク質)。また、細胞中で生体の持つタンパク質の遺伝情報が細胞中でどのようにして発現されるかを理解し、さらに遺伝子クローニングの基礎を理解する。また、これらの内容の研究論文を講読し理解する。
[研究等の内容]
魚筋肉の肉質軟化に関わる内在性プロテアーゼの構造と機能の解析、およびこれらのプロテアーゼを利用した加工食品への応用。
臨床栄養学・栄養教育論(池本美智子)
[教育の内容]
栄養摂取状況と疾患は密接に関連しており、適切な栄養療法は疾病治療に大きく貢献する。そのためにはライフステージを踏まえた患者背景を知り、実際の疾患について熟知しておくことが重要である。臨床現場での症例をもとに、実践的な栄養教育、および栄養療法について教育を行う。
[研究等の内容]
臨床現場における実践的栄養療法の試みとその効果についての検討。高齢者のサルコペニアと栄養療法の関連性の検討。
運動機能学(橋元 隆)
[教育の内容]
超高齢社会において健康寿命の延伸がいわれ、日々の生活環境にうまく対処する手段として、健康づくり(ヘルスプロモーション)が強調されているところである。 地域包括ケアシステムが構築されるなか「生活支援」という言葉をキーワードとして、介護予防・健康づくりという観点から、現在実施されている介護予防事業について考える。
[研究等の内容]
① 高齢者の生活機能分析をもとに、「自分らしい生活」とは何か、その要因について解析し、生活支援の在り方を考える。 ② 介護という視点から、サービスの現状を分析し、介護ロボットの導入による自立支援あり方、その効果(成果)等について、地域活動を通して検証する。
理学療法学・呼吸障害領域(髙橋精一郎)
[教育の内容]
高齢者では痰の喀出不全や誤嚥など、呼吸機能の低下に起因する問題について分析を行い、改善方法を考える。検討の過程において自律神経の影響についても議論し、呼吸障害を多方面から分析できる授業を構築する。研究内容は臨床への応用が可能であることに主眼を置く。
[研究等の内容]
呼吸機能改善に関する理学療法の効果検証。各種呼吸機能評価機器並びに自律神経活動分析機器を用いて多方向からの解析を行う。
地域生活支援(大丸 幸)
[教育の内容]
地域リハビリテーションの視点から、障害児者や高齢者などに対する地域生活支援に関わるための理論と技法を探求する。特に精神障害者の地域生活支援や高齢者の介護予防の取り組み、住民への健康教育について、行政機関(北九州市保健福祉局)における実践や現状分析をもとに、リハビリテーション専門家としての「地域をみる視点」「地域に働きかける姿勢」「専門職としての役割」について教授する。
講義を基盤としながらも、地域のフィールドワークをもとにした演習形式による発表や討議を行い、「地域をみる視点」「地域に働きかける姿勢」「専門職としての役割」を学修する。
[研究等の内容]
日本公衆衛生協会委託事業「地域保健総合推進事業(10年間)」より、地域包括ケアにおけるリハ専門職の役割解明、家族や生活環境を背景にした個人史や生き方に触れていく精神科作業療法の事例検証、公的給付における福祉用具評価システムに関する調査研究リハビリテーション教育事始めの歴史的考察を行う。
リハビリテーション支援工学(大峯三郎)
[教育の内容]
リハビリテーション領域における福祉用具(装具・義肢)はその対象者の機能障害、活動制限、参加制約によって規定される様々な障害に対して、有効な治療的、適応的、環境改善的介入手段として位置付けられている。近年、これらに加えてロボティックス技術を導入した産学連携による福祉機器の開発がクローズアップされており、その成果がますます期待されるところである。リハビリテーション領域における福祉用具やロボティックス技術の介入による効果、機器開発等についての教育を行う。
[研究等の内容]
福祉用具の治療的介入による機能障害、活動制限および参加制約への効果検証およびロボティックス技術のリハビリテーション分野への応用、効果判定、福祉機器開発などの実践。
薬理学(戸田晶久)
[教育の内容]
医療現場での栄養管理や指導及びリハビリテーションでのチームアプローチを推進する上で医薬品や薬物療法の基本的な理解は重要である。本講義において薬物の体内動態や薬理作用を解説し、主な疾病に対する薬物療法について概説する。
[研究等の内容]
様々な疾病時の薬物治療に用いられる医薬品の成分に対して、日常に摂取する食品や食物がどのような影響を及ぼしているか調べる。さらに、その影響に関して具体的な対象となる食品の栄養成分と医薬品成分との相互作用の機序について研究する。
作業療法(奥村チカ子)
[教育の内容]
手の外科に対するハンドセラピーは,医療の発展とともに進化し続けている.ハンドセラピーの基本となる手の機能解剖および運動学とともに,装具の応用について教育する.
[研究等の内容]
手の機能の解析,上肢装具の効果機序の解明
作業療法学・高次脳機能障害領域(渕 雅子)
[教育の内容]
高次脳機能障害患者に対する、神経心理検査や行動観察の手法を明確にし、障害を特定していくプロセスを学ぶ。 高次脳機能障害者への具体的介入について文献検索結果についてディスカッションし、実際の方法論を検討する。
[研究等の内容]
高次脳機能障害を有した患者に対し、様々な評価から病態を特定し、脳の障害部位と関連させて検討する。 高次脳機能障害患者の症状と、生活障害の対応について検討する。 高次脳機能障害患者への介入の成果、効果の検証を行う。